エクセルを使って表やデータを整理する際、フッターにページ番号や日付、作成者名を表示させることで、シートの管理がしやすくなります。フッターには、関数を利用して計算結果を表示することもできます。しかし、フッターが表示されない、位置がずれるといった問題も生じることがあります。
そこで本記事では、エクセルのフッターについて、設定方法や修正方法を詳しく解説します。また、フッター以外にも、エクセルで利用できるその他の機能や設定についても紹介します。読者の皆様は、フッターの正しい設定や修正方法をマスターすることで、エクセルをよりスマートに活用することができるでしょう。
エクセルのフッターとは
エクセルのフッターとは、印刷時に各ページの下部に表示される情報を設定するための機能です。フッターには、ページ番号や日付、ファイル名などの情報を表示することができます。
フッターを使うメリット
エクセルのフッターを使うことで、以下のようなメリットがあります。
- ページ番号や日付などの必要な情報を自動的に表示することができる
- ページの区切りを明確にし、ドキュメントの整理がしやすくなる
- ファイル名や作成者などの情報を表示することで、文書の管理がしやすくなる
フッターの種類と選び方
エクセルのフッターには、以下の種類があります。
- 中央フッター:各ページの中央に表示される情報
- 左フッター:各ページの左側に表示される情報
- 右フッター:各ページの右側に表示される情報
フッターを設定する際には、表示したい情報に応じて適切な位置を選択することが重要です。
エクセルのフッターの設定方法
フッターの作り方
フッターの作成方法は以下の通りです。
- シートを開き、[挿入]タブを選択します。
- [テキスト]グループ内にある[ヘッダー/フッター]をクリックします。
- [フッター]をクリックし、設定したいフッター位置を選択します。
- フッターに挿入したい情報を入力します。
フッターに入力できる内容と書き方
フッターに入力できる内容は、以下のようなものがあります。
- テキスト
- 日付
- 時刻
- ページ番号
- ファイル名
- 作成者名
- 著作権表示
フッターに入力する際には、[挿入]タブの[テキスト]グループ内の[フィールド]から選択することで、自動的に情報を挿入することもできます。
フッターの編集方法
フッターの編集方法は以下の通りです。
- シートを開き、[挿入]タブを選択します。
- [テキスト]グループ内にある[ヘッダー/フッター]をクリックします。
- 編集したいフッター位置をダブルクリックします。
- 編集したい箇所をクリックし、修正します。
- 編集が終わったら、[閉じるヘッダー/フッター]をクリックします。
また、フッターに設定したい情報が複数ある場合は、[&]を使用して複数の情報を結合することもできます。
フッターのページ番号を入れる方法
フッターにページ番号を自動的に挿入する方法は以下の通りです。
- シートを開き、[挿入]タブを選択します。
- [テキスト]グループ内にある[ヘッダー/フッター]をクリックします。
- [フッター]をクリックし、設定したいフッター位置を選択します。
- [挿入]タブを選択し、[テキスト]グループ内の[ページ番号]をクリックします。
- 必要に応じて、[ページ番号の書式]を設定します。
エクセルのフッターに挿入できる要素の紹介
日付や時刻の挿入方法
フッターに日付や時刻を自動的に挿入する方法は以下の通りです。
- シートを開き、[挿入]タブを選択します。
- [テキスト]グループ内にある[ヘッダー/フッター]をクリックします。
- [フッター]をクリックし、設定したいフッター位置を選択します。
- [挿入]タブを選択し、[テキスト]グループ内の[日付と時刻]をクリックします。
- 必要に応じて、[日付と時刻の書式]を設定します。
ページ番号以外の関数の使い方
フッターにページ番号以外の関数を挿入する方法は以下の通りです。
- シートを開き、[挿入]タブを選択します。
- [テキスト]グループ内にある[ヘッダー/フッター]をクリックします。
- [フッター]をクリックし、設定したいフッター位置を選択します。
- [挿入]タブを選択し、[関数]をクリックします。
- 使用したい関数を選択し、必要なパラメータを入力します。
フッターに挿入できるその他の要素
フッターには、以下のような要素を挿入することができます。
- ファイル名
- 作成者名
- 著作権表示
これらの要素を挿入する場合は、[挿入]タブの[テキスト]グループ内の[フィールド]から選択することができます。
エクセルのフッターの高度な設定
フッターに罫線を入れる方法
フッターに罫線を入れる方法は以下の通りです。
- シートを開き、[挿入]タブを選択します。
- [テキスト]グループ内にある[ヘッダー/フッター]をクリックします。
- [フッター]をクリックし、設定したいフッター位置を選択します。
- [挿入]タブを選択し、[形状]グループ内の[直線]をクリックします。
- 罫線を引きたい箇所をクリックし、線の太さや色などの設定を行います。
印刷範囲の設定方法
印刷範囲の設定方法は以下の通りです。
- シートを開き、[ファイル]タブを選択します。
- [印刷]をクリックします。
- [印刷範囲]グループ内の[ページ設定]をクリックします。
- [ページ設定]ダイアログボックスの[印刷範囲]タブを選択し、[印刷する範囲]を指定します。
- 必要に応じて、[印刷範囲のプレビュー]で設定内容を確認します。
印刷プレビューでのフッターの確認方法
印刷プレビューでフッターの確認方法は以下の通りです。
- シートを開き、[ファイル]タブを選択します。
- [印刷]をクリックします。
- [印刷範囲]グループ内の[印刷プレビュー]をクリックします。
- プレビュー表示されたページの下部を確認し、フッターが正しく表示されているか確認します。
- フッターに誤りがある場合は、[ヘッダー/フッター]の編集機能を使い、修正します。
よくあるエクセルのフッターの問題と解決策
フッターが表示されない
フッターが表示されない場合は、以下の解決策を試してみてください。
- [ヘッダー/フッター]の表示がオフになっている場合は、[挿入]タブから[ヘッダー/フッター]を再度表示します。
- プリンタードライバーが古い場合は、最新のドライバーに更新してください。
- フッターの設定が正しく行われているか、再度確認してください。
フッターの位置がずれる
フッターの位置がずれる場合は、以下の解決策を試してみてください。
- [ページレイアウト]タブから、[マージン]グループ内の[カスタムマージン]を調整し、フッターの位置を調整してみてください。
- プリンタードライバーが古い場合は、最新のドライバーに更新してください。
- シートのプリンター設定と印刷設定が一致しているか確認してください。
まとめ
エクセルのフッターは、シートの下部に表示される情報で、ページ番号や日付、ファイル名などを挿入することができます。適切な対処を行うことで、エクセルのフッターを効果的に利用し、シートの見やすさを向上させることができます。フッターを上手に使い、エクセルのシートをスマートに仕上げましょう。
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