Excelでマイナスが表示されない原因と対処法、▲記号を使って負の数を表示する方法を解説

Excelで数値を入力する際、マイナスが表示されないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?Excelでは、セルの書式が正しく設定されていない場合や、セルの幅が狭すぎる場合、マイナスが表示されないことがあります。また、負の数を赤色で表示することができる条件付き書式や、▲記号を使って負の数を表示することもできます。

今回は、Excelでマイナスが表示されない場合の原因と対処法を詳しく解説します。適切な数値書式の設定や条件付き書式の設定などを行うことで、Excelの数値入力がより見やすく、わかりやすいものになります。

Excelでマイナスが表示されない原因

Excelでマイナスが表示されない原因は、主に以下の2つが考えられます。一つ目は、セルの書式がテキスト形式になっている場合、二つ目は、数値が負の数の書式で設定されていない場合です。このため、まずはセルの書式をチェックし、必要であれば数値書式を設定する必要があります。

Excelでマイナスが表示されない場合の対処法と設定方法

数値書式の設定方法

数値書式を設定するには、以下の手順を実行します。

  1. 数値を入力したセルを選択します。
  2. 「ホーム」タブから、「数値書式」をクリックします。
  3. 「数値」カテゴリから、適切な負の数の書式を選択します。

セルの幅の調整方法

セルの幅が狭すぎる場合、マイナス記号が表示されないことがあります。このため、セルの幅を調整する必要があります。

  1. 幅を調整したいセルを選択します。
  2. 「ホーム」タブから、「セルの書式設定」をクリックします。
  3. 「幅」欄に適切な幅を入力します。

条件付き書式を使った負の数の表示方法

条件付き書式を使えば、負の数を赤色で表示することができます。

  1. 数値を入力したセルを選択します。
  2. 「ホーム」タブから、「条件付き書式」をクリックし、「新しいルール」を選択します。
  3. 「書式を選択」をクリックし、適切な書式を選択します。
  4. 「条件」欄に「値が負の数である」という条件を設定します。

オプション設定を変更する方法

Excelのオプション設定を変更することで、負の数を赤色で表示することができます。

「ファイル」タブをクリックし、「オプション」をクリックします。
「詳細設定」タブを選択し、「負の数を赤く表示する」にチェックを入れます。

Excelでマイナスが表示されない場合の原因別対処法

Excelでマイナスが表示されない場合の原因別対処法を以下に説明します。

セルがテキスト形式になっている場合

セルの書式が「テキスト」となっている場合、Excelは数値として認識しません。そのため、数値としてマイナスが表示されない場合があります。対処法は以下となります。

  1. セルを選択します。
  2. 「ホーム」タブから、「数値書式」をクリックします。
  3. 適切な数値書式を選択します。

負の数の書式が設定されていない場合

負の数の書式が設定されていない場合、Excelはマイナスを表示しません。対処法は以下となります。

  1. セルを選択します。
  2. 「ホーム」タブから、「数値書式」をクリックします。
  3. 「数値」カテゴリから、適切な負の数の書式を選択します。

数字の桁数が足りない場合

Excelは、セルの桁数が足りない場合、マイナスを表示しません。対処法は以下となります。

  1. セルを選択します。
  2. 「ホーム」タブから、「数値書式」をクリックします。
  3. 適切な桁数の書式を選択します。

オプション設定が正しくない場合

Excelのオプション設定が正しくない場合、マイナスを表示しないことがあります。対処法は以下となります。

  1. 「ファイル」タブをクリックし、「オプション」をクリックします。
  2. 「詳細設定」タブを選択し、「負の数を赤く表示する」にチェックを入れます。

Excelでマイナスが表示されない場合の対処法

Excelでマイナスが表示されない場合の対処法について説明します。

負の数が赤く表示されない場合

負の数が赤く表示されない場合、以下の原因が考えられます。

  • オプション設定が正しくない場合
  • 条件付き書式が正しくない場合

対処法は以下となります。

  1. 「ファイル」タブをクリックし、「オプション」をクリックします。
  2. 「詳細設定」タブを選択し、「負の数を赤く表示する」にチェックを入れます。
  3. 条件付き書式が正しく設定されているか確認します。

条件付き書式が正しく設定されていない場合は、設定し直します。

▲記号を使った負の数の表示方法

Excelでは、▲記号を使って負の数を表示することができます。ただし、▲記号を使った場合、数値計算ができなくなるため、注意が必要です。
対処法は以下となります。

  1. セルを選択します。
  2. 「ホーム」タブから、「数値書式」をクリックします。
  3. 「カスタム」カテゴリから、以下の書式コードを入力します。
    0;0;▲0
  4. Enterキーを押します。

Excelでマイナスが表示されない場合のQ&A

Excelでマイナスが表示されない場合に関するQ&Aについて説明します。

Excelでマイナスを入力しても0になる場合の対処法

Excelでマイナスを入力しても0になる場合、セルの書式が「テキスト」となっている場合があります。この場合、数値書式に変更する必要があります。
対処法は以下となります。

  1. セルを選択します。
  2. 「ホーム」タブから、「数値書式」をクリックします。
  3. 適切な数値書式を選択します。
  4. また、数式の先頭に「’」を付けて入力することでも、セルの書式を変更せずにマイナスを入力することができます。たとえば、「’-10」と入力すると、セルに「-10」と表示されます。

以上が、Excelでマイナスが表示されない場合の対処法やQ&Aについての説明です。適切な対処法を実行することで、Excelでマイナスが正しく表示されるようになります。

まとめ

まとめると、Excelでマイナスが表示されない問題は、セルの書式がテキスト形式になっている場合や、負の数の書式が設定されていない場合など、さまざまな原因が考えられます。また、条件付き書式を使って負の数を赤色で表示したり、▲記号を使って負の数を表示することもできます。適切な数値書式を設定し、必要に応じて幅や色などの設定を行うことで、見やすく、わかりやすいExcelシートを作成することができます。

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