ExcelのREPLACE関数の基本的な使い方と使用例をわかりやすく紹介

Excelを使っていると、様々な処理を行う必要が出てきます。その中でも、文字列の置換や削除は、データ処理の基本的な操作の一つです。そこで、ExcelのREPLACE関数を使った文字列の置換や削除方法について、解説していきます。この記事では、ExcelのREPLACE関数を使って、単一の文字列や複数の文字列を一括置換する方法、特定の文字列や文字を削除する方法を詳しく解説します。また、REPLACE関数以外にも、文字列を置換するための関数があるため、使い分けが重要です。Excelの操作に慣れていない方でも、わかりやすく解説しているので、初心者の方でも安心して読むことができます。

ExcelのREPLACE関数とは

ExcelのREPLACE関数は、指定された文字列内の特定の文字や文字列を別の文字や文字列に置き換える関数です。この関数は、Excelのテキスト処理の中でも重要な機能の一つであり、データの前処理や加工によく使われます。

REPLACE関数の基本的な使い方

REPLACE関数は、以下のような構文で使用します。

=REPLACE(置換対象の文字列, 開始位置, 置換する文字数, 置換する文字列)

  • 置換対象の文字列: 置換したい文字列を指定します。
  • 開始位置: 置換を開始する位置を指定します。
  • 置換する文字数: 置換する文字の数を指定します。
  • 置換する文字列: 置換する文字列を指定します。

REPLACE関数の構文

REPLACE関数の構文については、1-1で説明した通りですが、より詳細に説明します。

=REPLACE(置換対象の文字列, 開始位置, 置換する文字数, 置換する文字列)

  • 置換対象の文字列: 置換したい文字列を指定します。
  • 開始位置: 置換を開始する位置を指定します。1から始まる数値で指定します。
  • 置換する文字数: 置換する文字の数を指定します。0以上の数値で指定します。
  • 置換する文字列: 置換する文字列を指定します。

REPLACE関数を使った文字列の置換方法

文字列の置換は、データ加工の中でもよく使われます。ExcelのREPLACE関数を使えば、簡単に文字列を置換することができます。

単一の文字列の置換方法

単一の文字列の置換方法は、以下の手順で実行できます。

  1. 置換対象の文字列を選択し、セルに入力します。
  2. REPLACE関数の構文を入力します。例えば、以下のようになります。

=REPLACE(A1, 3, 3, “XXX”)

  1. 関数を実行します。 すると、指定したセルの3文字目から3文字を”XXX”に置き換えます。例えば、”ABCDEFG”という文字列の3文字目から3文字を”XXX”に置き換える場合は、上記の関数を実行すると、”ABXXXFG”という文字列が生成されます。

複数の文字列を一括置換する方法

複数の文字列を一括置換する方法は、以下の手順で実行できます。

  1. 置換対象の文字列を選択し、セルに入力します。
  2. 置換対象の文字列を列挙した表を作成します。例えば、以下のような表を作成します。

A B
1 old1 new1
2 old2 new2
3 old3 new3

  1. REPLACE関数とVLOOKUP関数を組み合わせた関数を作成します。例えば、以下のようになります。

=REPLACE(A1, VLOOKUP(B1, $B$1:$C$3, 2, FALSE), LEN(B1), B1)

  1. 関数を実行します。 すると、指定したセル内の置換対象の文字列を、表に基づいて一括置換します。

REPLACE関数を使った文字の削除方法

文字列内から特定の文字列や文字を削除するには、REPLACE関数を使って実行できます。

特定の文字列の削除方法

特定の文字列の削除方法は、以下の手順で実行できます。

  1. 削除対象の文字列を選択し、セルに入力します。
  2. REPLACE関数の構文を入力します。例えば、以下のようになります。

=REPLACE(A1, FIND(“削除対象”, A1), LEN(“削除対象”), “”)

  1. 関数を実行します。 すると、指定したセル内の”削除対象”という文字列を削除します。

文字列の一部を削除する方法

文字列の一部を削除する方法は、以下の手順で実行できます。

  1. 削除対象の文字列を選択し、セルに入力します。
  2. REPLACE関数の構文を入力します。例えば、以下のようになります。

=REPLACE(A1, 開始位置, 削除する文字数, “”)

  1. 関数を実行します。 すると、指定したセル内の指定した開始位置から指定した文字数分の文字を削除します。

REPLACE関数の使い所

REPLACE関数は、データの前処理や加工によく使われます。

データの前処理での使用例

データの前処理での使用例は、例えば以下のような場合です。

  • データ内に不要な文字列が含まれている場合、それを削除する。
  • データ内の日付や時刻のフォーマットを整える。

データの加工での使用例

データの加工での使用例は、例えば以下のような場合です。

  • データ内の文字列を別の文字列に置き換える。
  • データ内の複数の文字列を一括置換する。

REPLACE関数以外の文字列置換

REPLACE関数以外にも、Excelには文字列を置換するための関数があります。

SUBSTITUTE関数による置換方法

SUBSTITUTE関数を使えば、文字列内の特定の文字列を別の文字列に置き換えることができます。

FIND関数とLEFT関数(またはRIGHT関数)による置換方法

FIND関数とLEFT関数(またはRIGHT関数)を組み合わせることで、文字列内の特定の文字列を検索し、それを別の文字列に置き換えることができます。

まとめ

ExcelのREPLACE関数は、テキスト処理の中でも重要な機能の一つであり、データの前処理や加工によく使われます。単一の文字列や複数の文字列を一括置換することもでき、削除にも利用できます。また、REPLACE関数以外にも文字列を置換するための関数があるため、使い分けが重要です。

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