パソコンの閲覧履歴と検索履歴を削除する方法!ブラウザ別に手順を紹介

会社から支給されているパソコンや家族共有のパソコンでインターネットを使用すると閲覧履歴や検索履歴を第三者に見られてしまうおそれがあります。

見られたら嫌なものを閲覧していたり検索していなかったとしても、閲覧履歴や検索履歴は他人に見られたくないものです。

この記事では、パソコンの閲覧履歴や検索履歴を削除して自分以外の他人に見られないようにする方法をわかりやすく解説します。

パソコンの操作に慣れていない方にもブラウザ別に丁寧にお伝えしますのでご安心ください。

パソコンの閲覧履歴を完全に削除する方法

パソコンの閲覧履歴を完全に削除するには、以下の方法があります。

ブラウザの履歴を削除する

各ブラウザには、履歴を削除する機能があります。例えば、Google Chromeの場合は、「設定」から「履歴」を選択し、「すべての履歴を削除」をクリックします。

キャッシュとCookieを削除する

キャッシュやCookieは、パソコンに保存されるブラウザの情報で、履歴を削除するだけでは完全に削除できないことがあります。そのため、キャッシュやCookieも一緒に削除することが必要です。

トラック消去ソフトを使用する

トラック消去ソフトは、パソコンに保存された履歴や個人情報を完全に削除するためのソフトウェアです。使用すると、履歴やCookie、キャッシュ、クッキーなどを一括で削除することができます。

ただし、なるべくインターネット上の履歴については、完全に削除することは難しいです。そのため、個人情報を保護するためには、パスワードなどのセキュリティ対策も合わせて取ることが重要です。

次の項目から、ブラウザ別に閲覧履歴を削除する方法についてお伝えします。

ブラウザ別閲覧履歴の削除方法

Chromeの閲覧履歴を完全に削除する

Google Chromeのブラウザの閲覧履歴を完全に削除する方法は、以下の通りです。

  1. Google Chromeを開き、右上の「三」のアイコンをクリックします。
  2. 「設定」をクリックします。
  3. 下にスクロールし、「詳細」をクリックします。
  4. 「クリアブラウザデータ」をクリックします。
  5. 「すべて」を選択し、「クリアデータ」をクリックします。

これで、Google Chromeのブラウザの閲覧履歴、Cookie、キャッシュ、フォームデータなどが完全に削除されます。

「すべて」を選択してクリアデータをクリックすると、ブックマークやパスワードなども削除されるため、ブックマークやパスワードを保存したい場合は選択しないようにしてください。

Edgeの閲覧履歴を完全に削除する

Microsoft Edgeのブラウザの閲覧履歴を完全に削除する方法は、以下の通りです。

  1. Microsoft Edgeを開き、右上の「三」のアイコンをクリックします。
  2. 「設定」をクリックします。
  3. 「プライバシーと安全性」をクリックします。
  4. 「ブラウザデータをクリア」をクリックします。
  5. 「すべて」を選択し、「クリア」をクリックします。

これで、Microsoft Edgeのブラウザの閲覧履歴、Cookie、キャッシュ、フォームデータなどが完全に削除されます。

「すべて」を選択してクリアをクリックすると、ブックマークやパスワードなども削除されるため、ブックマークやパスワードを保存したい場合は選択しないようにしてください。

IEの閲覧履歴を完全に削除する

Internet Explorer (IE) のブラウザの閲覧履歴を完全に削除する方法は、以下の通りです。

  1. Internet Explorerを開き、「ツール」メニューをクリックします。
  2. 「インターネットオプション」をクリックします。
  3. 「一般」タブを選択し、「ブラウジングの履歴」をクリックします。
  4. 「すべてのファイルを選択」をクリックし、「削除」をクリックします。
  5. 「OK」をクリックし、「OK」をもう一度クリックします。

これで、Internet Explorerのブラウザの閲覧履歴、Cookie、キャッシュ、フォームデータなどが完全に削除されます。

また、Internet Explorer は2022年にサポートが終了し、新しい Windows 10には Edgeが標準ブラウザになっていますので、新しいブラウザを使用することをお勧めします。

次の項目からブラウザ別に検索履歴を削除する方法について紹介します。

ブラウザ別検索履歴の削除方法

Chromeの検索履歴を完全に削除する

Google Chromeの検索履歴を完全に削除する方法は、以下の通りです。

  1. Google Chromeを開き、右上の「三」のアイコンをクリックします。
  2. 「履歴」をクリックします。
  3. 「履歴を消去」をクリックします。
  4. 「すべて」を選択し、「消去」をクリックします。

これで、Google Chromeの検索履歴が完全に削除されます。

もしくは、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「クリアブラウザデータ」からも検索履歴を削除することができます。

「すべて」を選択してクリアデータをクリックすると、ブックマークやパスワードなども削除されるため、ブックマークやパスワードを保存したい場合は選択しないようにしてください。

Edgeの検索履歴を完全に削除する

Microsoft Edgeの検索履歴を完全に削除する方法は、以下の通りです。

  1. Microsoft Edgeを開き、右上の「三」のアイコンをクリックします。
  2. 「設定」をクリックします。
  3. 「プライバシーと安全性」をクリックします。
  4. 「ブラウザデータをクリア」をクリックします
  5. 「検索履歴」を選択し、「クリア」をクリックします。

これで、Microsoft Edgeの検索履歴が完全に削除されます。

「すべて」を選択してクリアをクリックすると、ブックマークやパスワードなども削除されるため、ブックマークやパスワードを保存したい場合は選択しないようにしてください。

IEの検索履歴を完全に削除する

Internet Explorer (IE) の検索履歴を完全に削除する方法は、以下の通りです。

  1. Internet Explorerを開き、「ツール」メニューをクリックします。
  2. 「インターネットオプション」をクリックします。
  3. 「一般」タブを選択し、「ブラウジングの履歴」をクリックします。
  4. 「検索の履歴」を選択し、「削除」をクリックします。
  5. 「OK」をクリックし、「OK」をもう一度クリックします。

これで、Internet Explorerの検索履歴が完全に削除されます。

また、 Internet Explorer は2022年にサポートが終了し、新しい Windows 10には Edgeが標準ブラウザになっていますので、新しいブラウザを使用することをおすすめします。

パソコンに閲覧履歴や検索履歴を残したくない場合の対処法

パソコンに閲覧履歴や検索履歴を残したくない場合には、以下のような手段があります。

ブラウザのプライバシーモードを使用する

多くのブラウザには、プライバシーモードと呼ばれる機能があり、これを使用すると、閲覧履歴やCookie、キャッシュなどが記録されなくなります。

セッションを終了する前にブラウザをクリアする

ブラウザを終了する前に、閲覧履歴やCookie、キャッシュなどをクリアすることで、記録されることを防ぐことができます。

トラック消去ソフトを使用する

トラック消去ソフトは、パソコンに保存された履歴や個人情報を完全に削除するためのソフトウェアです。使用すると、履歴やCookie、キャッシュなどを一括で削除することができます。

Googleマイアクティビティの「ウェブとアプリのアクティビティ」をオフにする

Googleマイアクティビティの「ウェブとアプリのアクティビティ」をオフにして閲覧履歴や検索履歴を残さない方法は、以下の通りです。

  1. Googleアカウントにログインします。
  2. GoogleマイアクティビティのURL https://myactivity.google.com/ を開きます。
  3. 左側のメニューから「アクティビティ管理」を選択します。
  4. 「ウェブとアプリのアクティビティ」を選択し、右上の「有効にする」のスイッチをオフにします。
  5. 「確認」をクリックし、操作を完了します。

これで、Googleアカウントで使用したブラウザやアプリのアクティビティの記録が一時的に停止されます。また、既に記録されたアクティビティも削除することができます。

注意点としては、Googleアカウントにログインしている場合でも、ブラウザのプライバシーモードを使用することで、閲覧履歴やCookie、キャッシュなどが記録されなくなるのでご注意ください。

シークレットモードを使用する

シークレットモードを使用して閲覧履歴や検索履歴を残さない方法は、以下の通りです。

  1. ブラウザを開き、右上のアイコンをクリックします。
  2. 「新しいプライバシーモードウィンドウ」を選択します。
  3. シークレットモードで閲覧したいウェブページを開きます。
  4. シークレットモードを終了する場合は、ウィンドウを閉じるか、右上のアイコンから「プライバシーモードを終了」を選択します。

シークレットモードで閲覧した履歴やCookie、キャッシュなどは、ブラウザが終了した時点で削除されます。

各ブラウザによって、シークレットモードのショートカットキーや表示される文字が違っている場合がありますが、それぞれのブラウザのヘルプなどで調べることができます。

閲覧履歴や検索履歴を自動削除する

Chromeで履歴を自動削除する方法

Google Chromeで閲覧履歴や検索履歴を自動削除する方法は、以下の通りです。

  1. Google Chromeを開き、右上の「三」のアイコンをクリックします。
  2. 「設定」をクリックします。
  3. 「プライバシーとセキュリティ」をクリックします。
  4. 「詳細」をクリックします
  5. 「データを自動的に削除」をクリックします。
  6. 「閲覧履歴」や「ダウンロード履歴」などを選択し、「期間」を設定します。
  7. 「OK」をクリックします。

これで、設定した期間ごとに、Google Chromeの閲覧履歴や検索履歴などが自動的に削除されるようになります。

Edgeで履歴を自動削除する方法

Microsoft Edgeで閲覧履歴や検索履歴を自動削除する方法は、以下の通りです。

  1. Microsoft Edgeを開き、右上の「三」のアイコンをクリックします。
  2. 「設定」をクリックします。
  3. 「プライバシーと安全性」をクリックします。
  4. 「アクティビティ履歴」をクリックします。
  5. 「アクティビティ履歴の自動削除」をオンにします
  6. 「期間」を設定し、「保存」をクリックします。

これで、設定した期間ごとに、Microsoft Edgeの閲覧履歴や検索履歴などが自動的に削除されるようになります。

この設定を有効にするためには、 Microsoft Edge のアカウントにログインしている必要があります。

IEで履歴を自動削除する方法

Internet Explorer (IE)で閲覧履歴や検索履歴を自動削除する方法は、IEのバージョンによって異なりますが、自動削除機能はIE11以降にはありません。

IE11では、「インターネットオプション」から手動で履歴やCookieなどを削除することができます。

ただし、IEは2022年にサポートが終了し、新しい Windows 10には Edgeが標準ブラウザになっていますので、新しいブラウザを使用することをお勧めします。

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